ロレックスのデイトナステンレスモデルはずっとプレミア価格がついているほどの人気モデルで、リーマンショックのときですら定価割れしなかったモデル。
現行デイトナ116500LNの定価は
- 白文字盤 138万7100円
- 黒文字盤 138万7100円
と、モデルが同じなのでもちろん変わらずですが、実勢相場を見てみると…
- 白文字盤 260万
- 黒文字盤 240万
くらいの差がついています。一時期は30万くらい白文字盤が高かったときもあります。
コロナの影響で多少実勢相場は下がっていますが、それでも定価の138万7100円より遥かに高いプレミア価格です。
それよりも注目すべき点は、白文字盤の方が20万くらい高い価格帯となっている点!
この価格差を考えると文字盤交換した方が価値がアップするのではないか?と考える人も多いですが…。
文字盤交換は不可
現在デイトナステンレスモデルの白文字盤と黒文字盤は、いずれも文字盤交換は不可能となっています。
だから、黒文字盤から白文字盤への変更はできませんし、逆も然り。
そういった事も考えての白文字盤のプレミア価格なんです。
デイトナのイエローゴールドモデル116508の文字盤交換費用だと大体6万くらいで交換できるみたいですし、おそらく116500LNもそれくらいになるのかなと。
そうだとすると、現在のプレミア価格差であれば、文字盤交換した方が価値がアップしちゃうっていうことになります。
多分、「文字盤交換が可能です」ってなったら価格差は埋まって5万前後の差になるのではないかなと思いますね。
なぜ白文字盤が人気?
現行デイトナ116500LNはタキメーターベゼルがブラック色なので、文字盤も黒だとかなり重い雰囲気になってしまっています。
実際に見てみるとそれもかっこいいと思うのですが、写真で見るとちょっと重いなーという印象が強く出てしまい、そのため白文字盤の方に人気が集中しているのだろうと考えられますね。
他にも白文字盤の場合パンダダイヤルとも呼ばれており、見た目がパンダのような可愛らしさもあり人気が強いです。
結構ロレックスってニックネームが特徴的なんですよねw
パンダもそうですし、GMTマスター2だと赤青ベゼルをペプシとよんだり、赤黒ベゼルをコークと呼んだりします。
そういったネーミングはおそらくアメリカの方のマニアの方々から広がってきているように思いますが、ネーミングセンスもよいなといつも感心します。
詳しくわからないんですが、ロレックスパッションレポートとか言うPRPというところ辺りが出どころなきがします。
文字盤交換ルール:リファレンス変更はNG
デイトナの116508には他にも
- シャンパン文字盤
- シャンパン/ブラック文字盤
- ブラック/シャンパン文字盤
- グリーン文字盤
などが存在しています。
だから、中には116500LNにそういった文字盤を付けてもらいたいという要望もあるようです。
しかし、文字盤交換の基本原則ですが、リファレンスが変わってはいけないというルールがあります。
文字盤を交換することで別のリファレンスになってしまったり、実在しないモデルを生み出すようなことは正規サービスでは行っていません。
非正規のサービスだったり、自分でカスタムするなどでは可能ではありますが、正規ではそういった対応はしてないっていうことです。
116508のグリーン文字盤は鮮やかで、差し色として使われているレッド色もきれいですね。クリスマスカラーといった感じで、華やかさは抜群です。
これをステンレスモデルにも付けられたら…という妄想は膨らみますが、正規サービスではできないのでやりたい場合には自己責任って感じです。