スカイドゥエラーのSS×WGモデル(Ref.326934)は、青文字盤・白文字盤・黒文字盤の3種類のバリエーションが存在します。
この中でもプレミア価格が付けられているのが青文字盤のスカイドゥエラーです。
スカイドゥエラーには
- SS×WG
- SS×YG
- YG
- ERG
の素材組み合わせがありますが、青文字盤が存在しているのは現状SS×WGの326934のみ。
過去にはホワイトゴールドのスカイドゥエラーが存在しており、そちらでも青文字盤が存在していましたが、廃盤となってしまっています。
このように青文字盤は特別にレア度が高くなっており、青文字盤に交換したいという需要は大きいです。
青文字盤への交換のみ不可
現時点ではスカイドゥエラー;Ref.326934において青文字盤への交換だけができない状態です。
実際にこれは並行店の相場にも表れています。
2020年3月調査時点ですが、以下のような価格差が生じています。※定価は2020年1月に価格改定があり1,564,200円。
文字盤 | 並行新品相場(円) |
---|---|
ブルー | 2,599,850 |
ホワイト | 2,198,000 |
ブラック | 2,198,000 |
これを見るとわかりますが、並行新品相場でブルー文字盤だけ他の文字盤より40万円ほど高い価格に。
それだけレア度が高くなっているんです。
ちなみに青文字盤から白文字盤・黒文字盤への交換は可能ですし、白文字盤・黒文字盤から各々黒文字盤・白文字盤への交換も可能です。
青文字盤への交換ができなくなっているんです。
なぜブルー文字盤にだけ交換ができない?
これは諸説ありますが、一説には製造ラインを絞ろうとしているとか、文字盤交換を依頼して文字盤だけをコレクションする人がいるから人気の青文字盤に集中しないように交換を受け付けないようにしているなど言われています。
個人的には文字盤交換で文字盤コレクションをする人がいるからっていうのが一番可能性として高いのではないかなと思ってます。
白文字盤と青文字盤・黒文字盤を比較した時にやはり目につくのは青文字盤です。
白だとステンレスの素材の色と近くて文字盤の鮮明さに欠けるし、黒文字盤もカッコいいんですが、おしゃれさからすると青文字盤の方が良い…ということで青文字盤はロレックス問わず別ブランドでも人気です。
画像元:https://www.vacheron-constantin.com/jp/
パテックフィリップのノーチラスやオーデマピゲのロイヤルオーク、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズでも青文字盤が人気になっています。
だから、ロレックスのスカイドゥエラーでも文字盤交換を受付する際に青文字盤ばかりに集中してしまうっていうことがありえてしまい、それを防ぐために青文字盤への交換のみ受け付けてないのでは説が濃厚。
青文字盤だけ交換が集中してしまうと製造の際に偏って製造しなくてはいけなくなり流通する各ダイヤルによる違いが顕著に出てしまいます。
ロレックスの他のモデルを見る限り、そういった人気になり得るダイヤルに関してのみ交換を受け付けてないケースは多々あるので、特定ダイヤルのみ極端に多く製造するようなことがないよう調整しているのではと思っています。
例えば、デイトナのイエローゴールドモデルにおいても緑文字盤への交換は受け付けられてない(2020年3月時点)というように、人気文字盤、いや人気になりえそうな文字盤への交換は受け付けてないのかもしれないです。
デイトナステンレスモデルも白文字盤の方に人気が偏っているので、現在はまだ文字盤交換できないようになってますし。
スカイドゥエラーの文字盤交換費用
自分自身はまだスカイドゥエラーを持ってないため文字盤交換費用に関してわからないのですが、他のサイトを参考にさせていただいたところスカイドゥエラーの文字盤交換費用は、20万円以上にもなるとのこと。
デイトナの文字盤交換は価格改定前は55,000円+税だったことを考えるとスカイドゥエラーの文字盤交換費用はめちゃくちゃ高い!
スカイドゥエラーはロレックス史上最高の複雑機構である2タイムゾーンとアニュアルカレンダー機構が組み込まれており、それに適した文字盤なので高いのでしょう。
それでも現在のプレミア価格差を考えるとブルー文字盤だけ他の文字盤より40万以上は高いので、元は取れる計算です。
でも仮に文字盤交換が可能です!となったら、その価格差は縮まってくると思います。他の文字盤の+20~25万くらいになるかなと。
今回、上の画像に福沢諭吉1万円札の画像を使いましたが、そろそろ新札になり画像も変わっちゃうんですね。2024年から渋沢栄一1万円札になるようですが、諭吉さんという呼び名が1万円札を意味しており、そういった言われ方をしてきたのでなんか渋沢栄一に馴染めるか不安です。