ロレックス デイトナの中でもプレステージラインのプラチナ製アイスブルー文字盤の116506と116506Aは、いずれもディスコンとなるのではないかと噂されています。
アイスブルーダイアルはプラチナ素材にのみ使われており、他にはデイデイトとレディデイトジャストのみ。
最高級な腕時計にふさわしい高貴な色合いです。
デイトナアイスブルー文字盤には2種類あり、左が116506、右が116506Aに使われているもの。
画像を比較してもわかりますが、いずれの文字盤も色味に違いがあり、116506の方のアイスブルーはちょっと濃い色になっています。
他にもインダイヤルの色にも違いがあり、116506ではブラック、116506Aではアイスブルー色に。
はっきりとした顔が見えることから、どちらかというと左の116506に人気があります。
50周年記念モデルとして登場したデイトナ
アイスブルー文字盤のデイトナは50周年記念モデルとして登場しました。
初代デイトナが発売されたのは公式には1963年であり、それから50年となる2013年に116506が発売されたのです。翌年にはダイヤインデックスの116506Aが発売。
- 2013年 116506
- 2014年 116506A
記念モデルとして発売されたものなので、そこまで長くは製造されないだろうと考えられており、そろそろディスコン説が濃厚となっています。
実際に2023年にはデイトナ生誕60周年となるため、そこで新しいデイトナが誕生する可能性は高いです。
60周年という数字は50周年よりも中途半端と考えられますが、腕時計においては特別な意味をもちます。
それは秒針は60秒で1周するということ。
その意味から60という数字は腕時計ブランドにおいて注目されることが多く、グランドセイコーも60周年記念としていろんな記念モデルを発表しています。
Cal.4130から新型ムーブメントへ
現行デイトナに使われているムーブメントはCal.4130であり、こちらはかなり長い事使われています。
Cal.4130のスペック
- パーペチュアル
- 機械式クロノグラフ
- 自動巻
- キャリバー 4130
- ロレックスによる完全自社製造
- 精度 日差 - 2 ~ + 2 秒
- 機能
- 中央に時針、分針、秒針、スモールセコンド(6 時位置)
- 1/8 秒まで計測可能なクロノグラフ
- 積算計(30 分/3 時位置と 12 時間/9 時位置)
- 秒針停止機能による正確な時刻設定
- 振動子 耐磁性ブルー パラクロム・ヘアスプリング
- 自動巻 パーペチュアルローターによる両方向自動巻
- パワーリザーブ 72時間
このCal.4130が最初に搭載されたのは2000年に登場したRef.116520の旧デイトナです。
それまでのデイトナにはZENITH エル・プリメロのムーブメントを元にしたCal.4030を使っており、クロノグラフムーブメントの初の完全自社製造したのがCal.4130。ロレックスとしては念願の自社製造ムーブメントとなりました。
しかし、もう最初に使われてから20年も経過していることになります。
20年間も使われているとなると、そろそろ新型ムーブメントが完成していてもおかしくありません。
2023年のデイトナ60周年と重ねてくる可能性も高く、ディスコンはそろそろなのではないか説が濃厚というわけです。
パワーリザーブはCal.4130において72時間ですが、ここらへんも改良されていそうな気がします。
機能としては現行ムーブメントでも正直使い心地には問題ないのですが、研究開発においてはもっと上を目指して開発を進めているはずで新ムーブメントに期待ですね。
新ムーブメントのリファレンスとしてはCal.4230とかになるのでしょうか?Cal.4130の前のリファレンスナンバーはCal.4030だったので、その可能性はあります。